陸上未経験のサブスリー挑戦

川内優輝選手の走りに感動して、2018年1月よりマラソンの練習を始めました。マラソン3:04(2020勝田)

1000×5インターバルと、ランニングというフィクション中の幻想と

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サピエンス全史の「人は集団になるためにフィクションという幻想を発明した」という主張。

今までに無いくらいハッとさせられました。

宗教も、国家も、家族も、小説も、漫画も、動画も、音楽も、全て脳内の幻想。

 

足が早くなりたくて、こんなにバカみたいに走っているなんて、数年前の自分が見たら

 

「このおじさん、どんな幻想の中にいるのだろう?」

 

と、思うでしょう。

 

 

ランニングって、今の自分にとっては、すごく夢中になれる幻想です。

幻想は、他のフィクションとすごく相性が良いのでは無いかと感じました。

 

 

今日のインターバルで。

 

 

 

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1000は余裕無く頑張る、レストは120秒と長くとって、回復するまでしっかり休む(歩きました)というパターンで行いました。

シューズはターサー6。今日で引退のラストラン。

 

気付きは4本目の後に。

 

10秒落ちが物語る通り、キツくて辞めたくなりました。

 

 

4本目の半分くらいで、

「苦しい。止まりたい」「これが終わっても、あと1本あるなんて」

と、ネガティブなことしか考えられませんでした。

 

 

最後の5本目の前に、最近子供がハマっている鬼滅の刃のアニメを思い出しました。

 

そうだ、禰豆子を助けに行くつもりで走ってみよう。

 

 

そう思って、それだけを思って走ってみました。

流れる曲は、ファーストテイクバージョンです。

https://youtu.be/MpYy6wwqxoo

↑アガりますし、最後の「エモい」が最高です

 

 

くるしい時、サビの「ありがとう悲しみよ」をリフレインさせました。

苦しさや悲しさがあるから、強くなりたいと思う。早くなりたいと思う。

 

と、自分のランニングと鬼滅の刃の物語、音楽の高揚感を混ぜ込んで、フィクションの中に入り込んだら、苦しさが減って、4本目より早く走れました。

5本目の終わりより4本目の終わりの方がキツかったです。いつもだったらラップが早くなることは無い状態でした。余力なんて、これっぽっちも無かったですから。

 

 

羽生結弦選手が演技前に音楽を聴くのも、失敗するかもという現実を切り離して、フィクションの世界に入り込むためなのかな」

 

とか思いながらダウンジョグ。

 

フィクションの世界は、成功物語はいくらでも描けます。

鬼のような強敵にも、修行を積めば勝てます。

 

大人になると、現実の世界には、失敗や怪我、お金、コロナなど、ネガティブ要素の方が多くて、自分の物語を生きにくいです。

 

せめてランニング中くらい、集中して現実の諸問題を追い出して、自分の身体と都合の良い物語の中に生きたいですね。

 

そうしたら、もっと効率的に早くなれる気がします。

 

 

なんて、効率的とか言っている人は、好きでただやってしまう人には勝てないんですよね。

 

ジャンプ漫画のような修行気分で、ポイント練習をしたいと思います。