陸上未経験のサブスリー挑戦

川内優輝選手の走りに感動して、2018年1月よりマラソンの練習を始めました。マラソン3:04(2020勝田)

短所を伸ばして早くなる

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今朝は小雨がぱらついて涼しい、絶好のコンディション。
明日のポイント練習を前倒ししました。
閾値走を二本と思いましたが、涼しいし、刺激時間を長くしたかったので、10キロを閾値走のペースで行いました。
今日は短所を矯正しようとせず、気持ち良く走ることだけを意識しました。


昨日読んだ為末選手の本に、「短所も、そうなっている理由がある」とありました。
為末選手がメダル取る前に、自分の短所を書き出して、これを克服したら、すごい選手になれるぞ!と興奮し、一つ一つ潰そうとしたそうです。
ですが、あまりうまくいかない。

足首をこねる癖がある、オーバーストライド気味…

一つを直すと、どこかがおかしくなる。

待てよ、これらは自分の身体・骨格から、なるようにしてなっているのではないか?
となると、これは短所ではなくて、活かすべきところなのではないか?と、仮説を立てます。

よく短所は長所と言いますよね。
短所は長所の裏側で必然的に起こってしまうもので、短所を矯正しようとすると、長所も死んでしまう。

日本記録を出すような人は、基本を超えた後の、自分の個性(短所とその裏にある長所)を活かしている。わかりやすい例だと、ウサインボルト。背骨が曲がっているから、骨を大きく動かして走る。

マイケルジョンソンは、反り返ったようなフォームで、200mで21連勝、400mで56連勝の圧倒的な成績(為末大学に解説がありましたが、そっくり返ったようで、あれは前傾)

私は陸上選手の基本的なレベルまでも、達することができないので、自分の個性を活かすどころではなく、基本をしっかりやれよ!と言われればその通りで、それが一番の近道だと思いますが、そもそも基本がわからないので、好きに走るしかありません。
そんな自由なところが、ランニングの魅力なので、ここから3ヶ月は、長所を活かすことにしました。

私の短所はピッチが出ないことです。

ここ1年、常にピッチを早めることを意識して走ってきましたが、あまり変わらなくて疲れました。
弘山氏の本にあるように、ピッチ走法がランニングエコノミーが高いわけではなく、むしろちょこちょこ走りになっていて、ストライドを殺し、伸び代が減っている可能性があります。

私はジョグだと168くらいが最も心地良いです。でも、ダニエルズさんおすすめピッチ180にすべく、1年間励んできましたが、意識してやっと180。気を抜くと結局168になります。

先週5キロの閾値走は、今日とほぼ同じ平均タイム4:08で、ピッチが無理して186。
今日は10キロの平均が4:07。ピッチは心地良くで176。
断然ピッチが10少ない今日の方が楽で楽しかったです。
ラソンの時は176くらいです。

ピッチばかり気にするのはやめます。
自分のリズムが168や176が良いと言っているので、それを活かし、気持ちよく、伸び伸びと身体が動いて、自分の一番良いタイミングで地面を踏むこと。

結果的にストライドを伸ばして、早くなることを目指して、3ヶ月続けてみます。

ただ、遊脚を早く回収するためのドリルなどは行っていきたいと思います。