テンポネクスト%レビュー
テンポネクスト%で少し走ったレビューです。
結論から言うと、ヴェイパーネクスト%の方が簡単で早いです。
レース用に一足買うならヴェイパーをオススメします。
練習用で使い倒すならテンポです。
テンポはヴェイパーより反発強くて固めです。
リアクトフォームというよりは、Airポッドとソールの固めのゴムの影響だと思います。
ゴムのおかげで、耐久性は高そうです。
最初にジョグをしたとき、反発が不快でした。
ポンポンというより、コッコッという感じで、キロ6ペースでハムストリングに負担がかかりました。
私の走りが下手なせいですが、反発を上手く受け止められません。
反発を身体の変なところで受ける走りだと、怪我の危険性があるなと感じました。
脚だけでは走れません。
ヒールストライクの私には難しいです。
あのAirポッドで踏めないと、もっと正確に言うと「潰せる」乗り込みができないと、性能を発揮できないばかりか、身体に負担がかかります。
「どんなレベルでもオススメ」というレビューは同意できません。
現在の私がレースで使ったら、10キロで脚が終わりそうです(ヴェイパーはマラソン走っても疲労感少なかったです)
逆を言うと、練習用にはとても優れたシューズだと感じました。
この靴を使いこなせれば、身体全体を使って、上手に走れるようになれそうなので、インターバルやロングジョグ、ペース走と、様々な練習で使い倒したいと思います。
セールストークではなく、まさにアルファフライのトレーニング版だと感じます。
アルファは履いたこと無いですが、テンポの感じだと、私にはミスの許容範囲が狭いハードスペック過ぎて、とても使えないと思います。
サイズ感は、他のシューズと同じくらいでしたが、走り終わった後、甲が少し赤くなっていました。
痛みや不快な感じはなかったので、慣れれば解消すると思います。
私の持っている3足、ターサーエッジ、ヴェイパー、テンポ、いずれも27.5です。
テンポでは、1キロ走(3:25)と下り坂道ダッシュ(キロ3より早い)、キロ4ペースで5キロを試しました。
このシューズは、前足部のAirポッドの位置でしっかり踏めると、爆発的な推進力を生みます。
私でも下り坂ダッシュだとキロ3以下でフォアフット気味になりますが、その時の感覚がヴェイパーより上で「ぐん」と前に持っていかれました。
キロ3分30秒より速く走れる人は、エアーポットを潰せるので進むシューズになりますが、それ以外だとエアーポットのメリットを享受できないかもしれません。
キロ3:25の1キロ走は、走り慣れていないのもあって、ターサーよりかなり疲れました。
潰せた感覚もありません。
キロ4での5キロ走は、大きな動きをイメージしたのもあって、ピッチ176ストライド1.45とストライドが伸びました。
ただ、シューズの芯を外すと変に跳ねるので、身体への負担が大きく、いつもより股関節辺りに疲労感があります。
ただ、慣れたら(上手になったら)ヴェイパーより速く走れるポテンシャルがあると感じます。
シューズフィッターの藤原さんも、アルファの次に速く走れたと言っていたので、エアーポットの使いこなし次第なのだと。
テンポは、走りのリトマス試験紙。
これを使いこなせたら、次のステージに上がりますよ!というトレーニングシューズだと思いますので、ガンガン使っていきます!
よく厚底はドーピングシューズだから、練習には使わず、レースだけに使うという記事を読みますが、個人的には、練習でもガンガンレースシューズを使った方が良いと思っています。
例えば、車のレースに出るためにポルシェ911を買ったのに、もったいない、壊れるのが怖いと言って、軽自動車で練習していれば、レース当日で911のポテンシャルを発揮できません。
レースで使うもので練習して、感覚を掴むから、レースでも使える。だから実業団の選手はポイント練習にレースシューズ使う人が多いのかなと感じます。
私のような素人おじさんには、怪我で走れなくなるリスクや、加齢で成長が鈍化するリスクが付きまとい、時間をお金で買う意味が、若者とは比べ物になりません。
例えば、来月アキレス腱を切って、タイムを目指せ無くなったとき、今を振り返って「ベストを尽くした」と思いたいです。
どうせ新しいシューズ出たら欲しくなるのだし、レースだってないのに、ヴェイパーをただ飾っておくのは意味が無くて、使わずに1年で5分速くなるのを、使って8分速くなるのであれば、後者の方が後悔が無いです。
ポイント練習で使って、3ヶ月でヴェイパーを履き潰したとしても、1ヶ月10000円のコストです。
まあ、キロ3で走れるわけでもないので、負担はそこまで大きくなく、私のレベルでは半年以上は持つと思いますし、使わずに怪我して、治療に30000円と3か月かかったら、どっちがコスト高いのか?となりますし。
個人的には、テンポで強度低め本数多めのインターバル、ペース走を行い、強度の高いインターバルや、5キロや10キロTTはヴェイパーで行うのがベストかなと思いました。
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